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債務の問題

債権者と交渉して、これから支払う債権額と支払い方法を合意して、そのうえでその合意にしたがって、返済していく方法です。

A 手続の流れ

@ 債権者一覧表の作成  債権者の数と債権額の把握 

A 弁護士への依頼

B 弁護士から債権者への受任通知の発送

あなたから依頼を受けた弁護士は、「受任通知」というものを債権者宛てに発送します。
受任通知を受理すると、その後その債権者はあなたに直接請求することはできなくなり、

「取立てが止まります。」

また、債権者と交渉をするにあたり、あなたが借りたお金の金利がいくらであったかという点と、いつ借りたものか、返済は最近まで続いていたのか、という点が問題です。 借金をする人の場合、いつからの借金でいついくら返したのか、全てを覚えている人はません。また、過去に支払ったお金の領収証や銀行振込の受取書等の資料も最近のしか残っていない方がほとんどです。

「でも心配する必要はありません。」

弁護士は受任通知と同時に、債権者に対して「取引履歴」というものを送付するよう求めます。

※「取引履歴」というのは、あなたが債権者から借りたお金の年月日や金額、返済したお金の年月日や金額といった履歴を全て記載したデータです。

これがあれば、利息制限法に基づく、制限利息に基づく充当計算が可能となり、あなたの債務の適正な現在高が明らかになると共に、過払い金の有無も判明します。

C 債権者から弁護士への取引履歴の送付

弁護士は「取引履歴」に基づいて、あなたが過去に支払った金額を入力していき、利息制限法に基づいた利息で計算をし直し、制限利息を超えて支払った分については元本に充当していき(つまり元本を支払ったと同じ扱いにする!)、こうした計算方法を取ることによって、あなたが現在の残高だと認識している借金の額が、はるかに圧縮された金額に減額されてしまうのです。

「借金が減額します。」

一概に言えませんが、真面目に毎月何がしかの返済を続けている人の場合、29%の利息であれば、およそ5年ほども続ければ、残元本はゼロになるはずです。

D 債権者との交渉

 ・こうした計算方法で算出した債権額が債権者と任意整理をする場合の基本となる金額となります。 もし計算し直した結果、元金が無くなり、更にその金額がマイナスとなれば、それはすなわちあなたが債権者に払い過ぎていたお金です。その場合はそれを「過払い金」として債権者から返還を請求できるのです。
 ・返還を受ける「過払い金」の金額については、債権者は計算して出てきた金額より減額した金額(7割〜9割)を和解金として提示します。全額の返還が望ましいのですが、債権者側のふところ具合や返還時期の問題、早期解決の要請、交渉が決裂した場合の訴訟に要する手間と時間、高利であったとしても元々納得ずくで借りていること、等の事情を勘案して、私の場合、そこそこの減額に応じています。

E 和解契約の締結

債権者との交渉の結果、債権額と弁済方法が決まれば、和解契約書を作成し、双方が調印します。

なお、過払い金が生じている場合には、あなたは今後債権者に返済を行う必要はありません。

その代わりに、債権者と合意した過払い金を和解金として支払いを受けます。支払い時期は、合意してから1ヶ月ないし2ヶ月程後となります。

F 債権額の弁済あるいは和解金の受領

債権者と和解した債権額と弁済方法にしたがい、返済を実行します。

過払い金が生じている場合は、和解金を受領します。

債権者から借用証の原本の返還を受けます。


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