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家庭の問題について

1.夫婦の問題

(3)不倫と慰謝料

【 事例 】

私は50歳になる男性ですが、2年くらい前に知り合った会社の取引先に勤めていた女性と仲良くなり、男女の関係を持ちました。それ以来付き合いを続けていましたが、最近になって、相手の女性から、「妊娠しているかもしれない。堕胎するから費用を出して欲しい。また、この際別れようと思うので、慰謝料を支払って欲しい」と言われました。相手は普通のOLですが、こんな面倒を会社や家に知られたくありません。何かいい方法はないでしょうか。

「不倫」などという言葉がはやり、こうした事例は頻繁に見られるようになりました。慰謝料というのは、不法行為を行った者が、それによって精神的損害を受けた相手に対して金銭的な賠償をするものです。質問者と女性との関係は、対等の男女の関係で行われたものであり、妻に対しては不貞行為となりますが、男女関係を結んだことが、直ちに女性との関係で慰謝料の対象になるものではありません。

ただ、難しいのは、女性が妊娠してしまい(もし真実であれば)堕胎せざるを得ないという点と、家庭や会社に知られたくないというのをどのように実現するか、という点でしょう。妊娠したことの全てが質問者の責任であるとは言えないでしょうが、そのようなことを防げなかったという意味で不注意であったことは事実ですし、未婚で将来があると思われる女性にとって、妊娠して堕胎するというのは相当な苦痛を与える事実ですから、この点についてある程度慰謝料的なものを支払う必要があるように思います。

それに、ことを内密に処理するには、最終的に金銭で解決するしかありませんし、その方法が一番後腐れがなくて良いように思います。こうした男女関係を金銭によって処理するには、やはり弁護士なりの専門家を入れて交渉をし、合意ができればそれを書類にして署名押印をとって残しておくことが大事でしょう。慰謝料の金額は、質問者の資力にもよりますし、ケースバイケースとしか言いようがありませんが、離婚の慰謝料が200万円〜300万円が多いというのが参考になるでしょう。

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